更年期障害の診断
更年期障害が疑われる症状には身体的なものや精神的なものなどいろいろとありますが、現在はまだ、更年期障害の診断をするためのはっきりとした基準ができあがっていません。従って、更年期障害かどうかの診断は、更年期の症状を問診等で確認したり、ほかの病気がないかどうか検査することによって判断されるということにならざるをえません。
問診では、現在の症状や、最終月経や月経の周期などの月経にかかわることについて、質問が行われます。
検査では、血液検査、内診などの婦人科系の検査、心理面でのテストなどが行われます。
問診や検査の結果、更年期に該当する年齢であり、更年期障害と似た症状のほかの病気がないことが確認されれば、更年期障害による症状であると診断されるケースが多いようです。
診断のための検査には次のようなものがあります。
■ 卵巣機能の低下または停止の確認
血液検査を行い
閉経前の場合=血中エストラジオールは50pg/ml以下,卵胞刺激ホルモンは20mIU/ml以上
閉経後の場合=血中エストラジオールは10pg/ml未満かつ卵胞刺激ホルモンは40mIU/ml以上
上記の条件にあてはまった場合、卵巣機能の低下であると判断されるようです。
■ 不定愁訴の症状を参考にする
臨床的には簡略更年期指数がよく用いられます。
■ 更年期障害と症状が鑑別が必要な疾患
1 うつ病あるいは仮面うつ病(精神科領域)
疑いのある場合は心理テスト等にて抑うつ性を判定し、疑いが濃厚の時は精神科へまわされることになるようです。。
2 メニエル病(耳鼻科領域)
更年期障害のめまいと誤まる場合がありますが、更年期のめまいは軽症であるのと他の症状から鑑別は容易です。
3 甲状腺疾患(内科領域)
機能亢進症でも機能低下症でも更年期障害と似た症状のものが多い。疑いのある場合は血液検査ですぐ診断できるので専門内科医へ廻されることになるようです。
注意:更年期にそれらしい症状がでたときに勝手に「更年期障害」と自己判断しないようにしましょう.別の疾病が隠れている場合があります.

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